彷徨う国のお姫様日記 2

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う゛〜〜〜ん…頭痛い…



…あぁ私達今旅行来てて……昨日死ぬほど飲んだんだっけ…



無理やり目を開け起き上がり、痛む頭で整理する。







LK「…ふっ笑 Aおはよ」



『…うぅ、リノくん…？おは……


？！？！！？リノくん？！！』



LK「あはっ笑 驚きすぎでしょ」



『えっ？！部屋っえ、ベッ、なんでっ？！』



LK「ん？一緒に寝よって言ってきたのはAだよ？」



『……すいません覚えてないです』







ショック〜と泣き真似をしながら私と同じベッドの上に座ってるリノくん。



なんで私がこんなに慌ててるかって、この男裸なの。
パンツしか履いてない。



ちょっと状況が理解できなくてチラッと自分の格好を見るとしっかり部屋着を着ていたからとりあえずはホッとした。







LK「なにA、変な想像でもした？笑」



『…うっさい』



LK「ヤー素直になりなよ笑」



『…その言葉リノくんにだけは言われたくない』



LK「でも昨日のA可愛かったなぁ」







ニヤニヤしながら急に顔をグッと近づけてそう言ってくるもんだからビックリして後ろに倒れてしまう。







LK「おっ…と、」



『っ！』







目の前にリノくんの綺麗な顔。
私が急に倒れたからリノくんもびっくりしたのか、顔の横に手を着いて所謂押し倒されたような状態になってしまう。



鼻先が触れそうな距離で目が合う。
…なにこれ恥ずかしい。



けれど真っ直ぐ見つめてくる瞳の深さに目が離せない。






LK「…ほんとに何も覚えてないの？」



『えっ、と…うん…』



LK「……」



『え、な、なんか私、やらかした…？』



LK「…教えてあげない」







そう言いながら不敵な笑みを浮かべるリノくん。
…え、なにそれ。
まじで昨日何があったの。やだやだ。







『り、リノくん、それよりどいてっ…』



LK「えー、やだ」



『私水飲みたいっ…』



LK「俺が飲ませてあげよーか？」



『なっ…』





HJ「ぬあ〜〜〜〜！頭痛い！今何時〜〜？」



IN「うぅん…うるさい…」





『わっ…』



LK「…みんな起きてきちゃった、残念笑」







やっとどいてくれたリノくんはそのままベッドを降りて洗面所に向かった。



変に緊張して汗をかいた身体を起こし、辺りを見回してみるとそこら中にお酒の缶と共にみんなが転がってた。



メンバーがすぐ近くにいる所でリノくんとあんな状況になっていたと知り、途端に顔が熱くなった。










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