𝐸𝑃.8 ページ31
Han side.
『……待ってほんっとに無理、緊張でおかしくなりそう』
IN「……分かる、僕もヤバいかも」
我らが紅一点Aと、我らがマンネイエニが控え室の隅っこで並んで大きなため息をついている。
そうなるのも仕方が無い。
今日は授賞式。そう、“MAMA 2022”のステージだ。
そしてなんと俺達は大トリ。…もう少しで本番だ。
正直二人だけじゃなく俺だってめちゃくちゃ緊張してる。それに他のメンバーだって気が気じゃないはず。チャニヒョンまでソワソワしてるし。
「A！イエナ！大丈夫！！！楽しも！！！」
IN「ヒョン〜〜〜僕間違えたらどうしよう」
「たくさん練習しただろ？それにお前は本番に強いから！自信持て！ヒョンを見習え！」
『そんなこと言って、自分だって手震えてるよ』
「ばかちん、武者震いだよ」
何言ってんのㅋㅋとAに少し笑顔が戻る。良かった。
少しでも肩の力を抜いてあげたかったから。
今日のためにみんな倒れるほど努力をしてきた。
その中でもヒョンジンとAはそれぞれ違う課題を持っていたから他より倍以上頑張っていたと思う。
今回のパフォーマンスは“Venom”と“MANIAC”。
俺たちの楽曲の中でも特に力強く激しいダンスが特徴だ。
ヒョンジンはワイヤーパフォーマンスを、
Aは元々ずば抜けてダンスは上手いのだが今回のコンセプトに合わせるために一から体の使い方を研究して振りに重みを出すために寝る間を惜しんで練習していた。
そして一番の課題。
Aの衣装の靴が厚底だという点。
MANIACの最後に中央ステージまで全員でダッシュするシーンがあるのだが……練習からリハーサルまでAは一度もダッシュ後の振りに間に合ったことがない。
運動神経が良いAでも、流石にあの細さでは筋肉はあったとて靴の重量に耐えきれないらしい。
きっとその不安が大きく、失敗を恐れて小心してしまってるんだろう。
『……ジソナ、ほんとにどうしよう、私、』
HN「…そう、だね」
『カッコ悪いとこ見せたくないよ、』
HN「…A落ち着いて。大丈夫。Aは死ぬほどかっこいいよ」
今にも泣き出しそうなAの腕を引き、そっと抱きしめた。
こんなことしか出来なくて、ごめん。
下手に言葉にしてプレッシャーになるようなことは避けたいから。でもAなら大丈夫だって何故か思えるんだ。信じてるよ。
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YuuKnow(プロフ) - エマさん» コメントありがとうございます🥺面白そうですね！🤣ちょっと練ってみますね💡✨️ (9月29日 5時) (
レス) id: b48ba42977 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - そして若干丈短くてパツパツしてる🐿みたいです...笑 (9月28日 22時) (レス) id: 9c0c0931cf (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 個人的な妄想という名のリクエストなのですが、同じデザインのサイズ違いの衣装をお互い知らずに着てしまってそのうち気づいて爆笑してほしいです... 🐿との親友コンビがしっくりですかね...？ (9月28日 22時) (レス) id: 9c0c0931cf (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 密かにちまちまと1話ずつ噛み締めながら読み進めています... (9月28日 22時) (レス) id: 9c0c0931cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuuKnow | 作成日時：2023年9月22日 8時
