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情けないことに俺はみんなの後ろに隠れ声を出せずにいる
そんな俺を庇うようにしてくれる奴も居れば、純粋に久しぶりに会うAとの会話を楽しんでいる奴もいる
今の俺からしてみればありがたいことだ
「……っ、」
チラッと様子を伺うようにAの方を見るとバッチリ目が合ってしまった
あーもう、さっきから本当に情けない
すぐに目を逸らしてしまい、すぐに後悔する
そんな俺に気づいてか、
HN「リノヒョン、ほら、」
ハンが優しく背中を押してくれた
『あ……ミノオッパ、久しぶり!……収録見てたよ、かっこよかった!』
「っ、……ありがとう、Aも頑張れよ」
やばい、泣きそうだ
そんな情けない姿は見せたくなくて、その場から離れようとすぐに背を向けた
ヒョン待ってよ〜〜〜ヌナまたね!と言いながら、ハニがすぐに追いかけてくる
『あっ!オッパ…!…ありがとう!!』
BC「…じゃあA、俺達も行くね、これからも応援してる」
HJ「ヌナ、無理はしないでね」
そんな会話がかすかに聞こえたが、「ミノオッパ」俺をそう呼んでくれたAの声がしばらく頭から離れなかった
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作者名:YuuKnow | 作成日時:2023年9月9日 8時