夢で彷徨う君 (ページ14)

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LeeKnow side.

チャニヒョンと一緒にみんなにお待たせと声をかけるとちょうど良いタイミングで大量の出前が届いた

HN「リノヒョン、今日食べて良い日でしょ？いっぱい食べよ！！！」

CB「ヒョン！これ俺のイチオシ！食べて！」

FL「ヒョ〜ン！これめちゃくちゃ美味しいよ〜！」

みんなで食卓を囲む

食べ始める前にさっき洗面所に顔を洗いに行った時、結構目が腫れていたからみんな俺がチャニヒョンと話しながら泣いてたことに気づいているはず

下手に詮索しようとせず、かといって慰めようとするわけでもない
これがみんななりの気遣いだと知っているからとても居心地がいいし悪い気もしないから感謝している

俺はこの付かず離れずのみんなとの距離感が大好きだし、こいつら以上に俺のことを理解してくれる仲間にこの先出会える気もしていない

IN「そろそろ映画見ましょうよ〜〜〜」

BC「そうだね、なんてやつだっけ？」

FL「ねぇ…ほんとに怖いの見るの…？」

SM「そんなに怖くないでしょ〜」

HJ「ヨンボガ！ヒョンが一緒だから大丈夫！ほらヒョンって呼んで！」

チャニヒョンが動画配信アプリを開きプロジェクターに接続しようとしている

「…みんなごめん、映画の前に……ちょっと俺の話、聞いてくれない？」

そんな大好きなみんなに迷惑をかけたくもないから

しっかり俺の口から全部を話しておこうと思った

「俺、Aのこと、まだ好きなんだ」