いま愛を語ろう。 (ページ6)

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もう…たまんなくて…

俺はゆりをぎゅっと腕に抱え込んで髪に顔をうずめた。

胸が苦しい…

どうしてゆりは…こんなに…あったかくて…やわらかくて…気持ちよくて…

かわいいんだろう…

かわいいから…むらむらする…

いやがることをしたくて…

むらむらする…

・

耳に唇を当てて

『ゆり…』

って呼んだら…

ゆりは小さな声で「…ぅん」って答えた。

『…俺のこと…すき？』

「…す…き…」

『ほんとに？』

「…ぁん…潤く…ん…」

『なに？…いきそうなの？』

「ぅん…っん…」

『すきって言って』

「す…き…」

『…ほんとかなぁ…』

俺は動くのをやめて､ゆりの顔を見つめた。

・

顔をなでて髪をかき上げてやったら…

ゆりは涙ぐんで､苦しそうに震えるため息を吐いた。

そして…俺の手のひらにほっぺを押し当てて､ふぅんって鼻を鳴らした。

・

『いかせてほしい？』

って聞いたらうなずいて､また…ふぅんって…

『だったら上おいで…』

・

そうささやいた声は自分の声じゃないみたいに…
いやらしくかすれた…