いま愛を語ろう。 (ページ14)

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和也side

花がコンビニにおにぎりを買いに行ってる間に俺は部屋を見渡した。

きれいになってる…

寝室を開けると､パリッとしたシーツの上にアイロンを当てた衣類がきちんとたたんで置いてあった。

きっと風呂もぴかぴかで…ちょうどいい温度のお湯が沸いてると思う。

俺は花のこういうところが好きだなぁって思う。
花のやることには､いっつも心がこもってる…

・

花の言うとおりに俺たちはあの日を再現した。

ちゃんと別々に風呂に入って夏物のパジャマを着て…
ベッドに寝っころがって手をつないだ。

『案外すぐ眠れそうだな』

「うん」

『あんた昨日寝てないだろ』

「…う…ん…」

『…俺の仕事のこと…』

「……ん」

『ゆっくり…わかってくれたらいいから…』

「………」

花の寝息を聞きながら俺は目を閉じた。

・

・

眠れない…

からだを半分起こして､花のおでこをそっとなでたら…

花は目を閉じたまま､ふぅっと微笑んで…すぐにまた寝息を立てた…

『…花…』

「……ん…」

『抱きしめていい？』

「…いいよ…」

花をそっと横向きにして背中から抱きしめてくの字に重なった。

薄いパジャマの布を通して…お尻の形がはっきりわかる…

・

・

・

加湿器の蒸気…

だいだい色の灯り…

シャンプーの香りと…
お尻のかたち…

・

『花…』

「………」

『花ちゃん…」

「…ん」

『やっぱ先っぽだけ入れていい？』

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