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秋桜 -漆- ページ8

映:「今日はありがとう」
臣:「こっちこそ」


公園で呼び止めたタクシーに乗って1時間弱

相変わらず高くそびえ立つマンションの前にタクシーを止めると
そう言いながら車を降りた


映:「アネモネ!宿題だよ?」
臣:「わーったって」


念を押すようにもう一度言ったこいつの言葉を笑って聞き流した


臣:「じゃあ、また今度な」
映:「うん、また」


“また” そう言える関係になったことに
少しの嬉しさを感じた


映月が降りた車内は俺と運転手だけ

そんな中、太陽の光を失った空を眺めていると
話し掛けられる


運:「彼女さんですか?」
臣:「いや…違います」
運:「今はまだ?」


ミラー越しに悪戯するように笑いながらそう行ってきた


臣:「攻めますね笑」
運:「家内も花が好きなんです」
臣:「へえ」


会話にならない運転手の言葉
訳の分からない理由から、無駄に攻めてきた

秋桜 -捌-→←秋桜 -陸-



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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年8月19日 11時

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