秋桜 -参拾壱- ページ32
そんなことを考えながら
今も続く映月とのLINEに返事をしていると
人:「あー!映月から全然LINE来ないんですけど!」
俺の携帯を覗き込んだ直人さんが楽屋で叫ぶ
臣:「ちょっと、覗かないで下さいよ」
人:「お前がずっと映月とLINEしてるからだろ?!」
臣:「だからって覗くことないじゃん」
人:「なんでお前に来て俺には来ねえんだよ!」
臣:「そんなのあいつに聞いてくださいよ笑」
臣:宿題考える時間長くなってくわ笑
映:忙しそうだから、ちゃんと休んでね
そんな会話を見られた俺は
恥ずかしさを隠しきれない
人:「宿題ってなんだよ」
臣:「宿題は宿題だよ笑 あいつめんどくせえの出てきたの!兄貴なんだからどうにかしてよ、直人さん」
そんな言い合いに加勢してくるメンバー
健:「なんや臣ちゃん、もうラブラブなん?笑」
岩:「えー、臣さん流石っすね」
臣:「ちげえっつうの!どいつもこいつもうるせえ」
隆:「臣…意外と早かった…」
臣:「だから!なんつーか、分かんねえけど…そんなんじゃねえって…あいつは俺なんか見えてねえよ」
あいつは俺なんか見えてない
この言葉はきっと自分に対する保険なんだと思う
映月がもし、俺を弄んでただけだとしたら?
映月がもし、急に俺に会いたくないって言い出したら?
きっと俺の中で何かが壊れてしまう
そう思うから
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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年8月19日 11時