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秋桜 -弐拾伍- ページ26
臣：｢おれえ、はづきといるのが、たのしくて、はづきとでかけたくてえ、いっしょにいると、しあわせだなあっておもうの…｣
敬：｢うん｣
割と真剣な話
そう感じたであろう敬浩さんはこんな酔っ払い相手なのに
もうおちゃらけないで、真剣に話を聞いてくれる
臣：｢だけどー、かえってくると…あいつとはなれて、ひとりになるとねえ、ざいあくかん…みたいなー…うしろめたさみたいな…｣
敬：｢ん？｣
臣：｢おれえ…｣
声に出したら認めたことになるんだって
そう思ったら次の言葉が中々出てこなくて
でもどうしても、敬浩さんに聞いて欲しくて
唇を噛み締めると
ゆっくりと俺の肩に手を回してくれた
その手が暖かくて、力強くて
酒に吞まれた俺には優しすぎて
その腕に自分の体を預けてしまった
最低な自分を敬浩さんに頼ってしまった
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作者名：ベジタブルライフ | 作成日時：2018年8月19日 11時
