秋桜 -弐拾参- ページ24
臣:「たーひろさん〜」
篤:「敬浩、登坂帰んなさそうだけど笑」
敬:「え〜、お前なに座り込んでんだよ〜笑」
臣:「たーひろさんち〜」
篤:「ほんと珍しいな笑 こんな姿見たことないけど笑」
敬:「俺もないっすよ!笑 何かあったのかな」
すっきりしない心と
眠たくなった体では自分を支えていることが出来なくなって
その場へと座り込むと
篤志さんと敬浩さんが俺の顔を覗き込んで話し掛けてくる
臣:「んー…たーひろさん…」
篤:「ははっ、なんか甘えただな笑」
敬:「なんだかんだ、こいつ末っ子っすもんね」
篤:「あー、上姉ちゃんいんだっけ?」
敬:「そっすそっす」
篤:「可愛いとこあるもんな笑 もう敬浩連れて帰ってやれば?笑」
敬:「まじっすか?も〜、登坂俺っちくんの?」
今にも手放しそうな意識を必死に掴んでいると
敬浩さんが問い掛けてきた
臣:「んー」
敬:「ん?」
臣:「いくう」
篤:「あははっ、ほんと可愛いじゃん今日笑」
敬:「勘弁してくださいよ笑」
行くと答えると本当に連れて帰ってくれるらしい
ああ、独りにならなくてすむなって
ものすごい安心感が俺の中にうまれた
篤:「ほら、先帰んな?もう寝そうだし笑」
敬:「まじでこんな自由人だっけ笑」
篤:「ほら登坂、敬浩泊めてくれるから」
臣:「んー」
敬:「臣ちゃん立って!帰るよ!」
座り込んでいる俺を
両側から支えて車に乗せてくれるお二人
俺を乗せてから敬浩さんが乗り込んで
お先に失礼しますと篤志さんに挨拶をしていた
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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年8月19日 11時