秋桜 -弐拾弐- ページ23
敬:「臣ちゃん明日朝から仕事だって言ってなかったっけ?」
臣:「んー、あさからあ」
篤:「おいおい、まじかよ笑 これ絶対起きれねえだろ笑」
臣:「あつししゃん!おきれますよ〜」
篤:「酔っ払いめんどくせえ笑 敬浩タクシー呼んだ?」
敬:「あ、呼びましたよ!」
篤:「登坂先帰そうぜ」
敬:「篤志さんがよければ!」
篤志さんと敬浩さんが笑いながら話をしてるのが聞こえる
篤:「こいつ面倒見る方が面倒くさそう笑」
敬:「登坂こんな酔うの珍しくないっすか?」
篤:「悩んでんだろ、こいつも」
敬:「…こんなに素直で、人のこと思える奴がなんであんな思いしなきゃいけなかったんすかね」
篤:「…なんでだろうな」
会話の内容はよく聞こえなくて
体がふわふわとしてものすごく気持ちがいい
でも…
敬:「ほら登坂!タクシー来たから!」
敬浩さんと篤志さんに支えられて出てきた店の前で
タクシーに乗せられそうになると思い出したさっきのこと
…忘れてたのにな
急に孤独が怖くなって
このまま家に帰っても、苦しくなるだけのような
楽しかった1日が最悪な1日になる気がして
臣:「たーひろさんちかえる」
敬・篤:「は?!」
臣:「たーひろさんち!」
敬:「いやいや、お前朝から仕事なんだろ?笑」
臣:「んー」
敬:「んーじゃねえよ!笑 お前飲む前は、朝からだから早く帰るとか言ってたくせに!」
篤:「ほら登坂、ちゃんと家帰って寝ろって笑」
臣:「んー、たーひろさんち!にじかい〜」
敬:「二次会じゃねえ!帰れ!」
臣:「んー」
酒の勢いってすげえなって思った
普段ならこんなこと絶対言わないのに
1人になりたくない
そう思った酔っ払った俺の口からは
そんな言葉が漏れていた
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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年8月19日 11時