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秋桜 -壱- ページ2

映:「最近よく会うねえ」

そんなことを言っているのは映月

あの日、花火の咲く空の下で

認めた俺の恋心


認めたはいいけど
俺に気のない人に想いを伝えるなんて
とんでもないけど俺にはできなくて

だから、こいつの気を引くために
暇さえあれば飯に誘ってる俺


臣:「そりゃ俺が誘ってるからね」

そう言えば

映:「そっかそっか!」

なんて他人事のように納得している


映:「でも、昼間に合うのは初めてだね?」


そう言ってニコッと笑うから
やっぱり可愛いななんて思ってしまう


臣:「たまにはね。今日空いてたし、昼間もいいかなって思って」

映:「せっかくのオフ貰っちゃって良かったの?」


そう聞いてくるこいつに


臣:「お前と出掛けたかった」


そう言うと、“そっかあ、嬉しい”

って素直に言ってくる



お前と出掛けたかった

そう言った俺の精一杯のお前へのアピール

気づいてくれてんのかな

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作者名:ベジタブルライフ | 作成日時:2018年8月19日 11時

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