あっち向いてホイ 2 【男主】 (ページ8)

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騎馬組みページ8

いろいろ頼んでみたけど誰も俺をチームに入れてくれなかった

まぁ、当然っちゃ当然だ

そんな俺に体育祭前に宣戦布告してきた普通科の紫髪のやつが尾白ともうひとりを引き連れて近づいてきた

そういえばこいつ障害物競争の時も騎馬みたいなのに乗ってたな、そういうの得意なのかな？

『尾白、こいつと組むのか？』

「・・・」

返事がない、何かおかしい

さっきまで話せてたのに人形みたいになってら

俺と話した後なんかあったのか？
紫髪としゃべってたくらいか

「『ちょっと黙って』

考え事しようとしてたのにしゃべりかけてこようとしたから口を押さえたつけた

人形、従える、騎馬、紫髪との会話・・・

そういうことか

こいつは人を操る個性だな

たぶん条件はこいつと会話すること

たまたま口を押さえててよかった
こいつは危険すぎる関わらない方がいい

『・・・』

いや、待てよ

人を操るなんて個性があればこの種目、突破できそうだな

『よし、決めた』

口を押さえた手を離した

『俺を使っていいぞ』

「！？」

やっぱ驚くよな

『お前の個性は人を操るんだろ？
だから俺を使えって言ってんの』

「フッ、個性をわかってて使えって言うってことは俺を利用しようってか？」

『まぁそうだな、俺の個性サポート向きだから普通にやるよりお前と組んだ方が上位に残る可能性が高い』

あと理由はわからないけど、こいつになら操らてもいいと思ったんだよなぁ

「なるほどな、わかった組むよ

でもお前は洗脳しない

サポート向きなんだろ？サポートしてくれよ」

紫髪はニッと笑いながらそう言った

こいつも俺を利用するってか

『わかった、契約成立だ

俺は向方Aだ、Aでいいよ』

「心操人使だ、よろしく向方」

Aでいいって言ってんのに