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side澤村 2 ページ9

「神子様!」

「岡山のおじいちゃん?」

管理人のおじいさんが彼女の姿を見た途端、そう言った。
この子が幸ノ陽ノ神子様(さちのひのみこさま)なのか。

見た感じ、俺より年下っぽい。少し驚いた顔で、黒の長い髪がふわりと揺れる。

「えっと、何かありましたか?」

「神子様、どうかこの者達をお助けください……」

管理人のおじいさんが頭を下げる。
それに釣られて俺と先生も頭を下げた。

「あぁ……。あの、顔を上げてください。お仲間が"あの"場所へ迷い込んだんですね。」

「……え?」

神子様は優しい笑顔で頷く。

「事情はキチンと説明致します。準備をしますので待っていてください!」

神子様はそのまま犬を抱えて家の中に入っていった。
しばらくすると境内にポツポツと灯が付いてゆき、視界が良くなる。

「神子様……Aちゃんはな、」

周りを見渡している時、管理人さんがポツリと零す。

「まだ、(よわい)17なんじゃよ。」

「17、と言うことは地元の高校生ですね?」

「そうじゃ。そんな歳頃でこの小さな村を護ろうとしてくれておる。まさに、ワシら久比斬村の神様なんじゃ。」

どこか遠くを見つめてそう言う管理人さん。
あの、華奢な腕でこの村の運命を背負っている、と言うことなのだろうか。

「お待たせしました、行きましょう!」

しばらくして出てきた神子様は大きめのリュックを背負って片手にスマホを持っていた。
先ほど抱えていた犬はリードに繋がれていて、どうやら一緒に向かうらしい。

車に乗り込み、神子様は早速リュックから何かを取り出した。

「あの、烏野高校に爽やかで名前の一部に『菅』がつく副主将さんいらっしゃいますよね?」

「!?あ、あぁ、確かに……いるが、ソイツも行方不明で」

俺がそう言うと神子様は取り出したもの……どうやらノートパソコンらしい。
それを開いて俺と先生に見せた。


「ここの掲示板に助けを求めるスレッドが立っているんです。」


見せられたのは、烏野ちゃんねるのオカルト板だった。

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りの(プロフ) - 更新楽しみにしてます(( (2019年1月29日 20時) (レス) id: ac82d47c75 (このIDを非表示/違反報告)
颯季@占ツク民(プロフ) - めっっっちゃ面白い!好き!! (2017年9月17日 15時) (レス) id: 86e3fc0d6b (このIDを非表示/違反報告)
ムスカ(バルスしないで)(プロフ) - 華飛@多忙さん» いえいえいえ…!こちらこそ、焦らしてしまうような言い方ですみません…汗汗 忙しい中、更新して頂いてるだけでも有り難いと言うのにm(_ _)m!!これからも、私生活も更新も応援させて頂きます!! (2017年9月1日 22時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
華飛@多忙(プロフ) - ムスカ(バルスしないで)さん» コメントお返事遅くなりすみません。毎日……!そんなにですか……!嬉しいですが更新頻度が低くて申し訳ないです……!ゆっくり進めていくので今後ともよろしくお願い致します! (2017年9月1日 18時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
ムスカ(バルスしないで)(プロフ) - 久比斬村が面白すぎて、毎日が待ち遠しいと言うか辛いです… 飛雄ちゃんの行方が気になりすぎる…(∋_∈)めっちゃ応援してます!!(∋_・∈)チラ (2017年8月24日 3時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華飛 | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年4月30日 23時

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