side ✕✕✕ ページ18
影山が倒れた日向に御守りを渡してしばらくした頃。
朦朧とした意識の中、なんとか目を開けていようと必死にしていた日向がふっと起き上がった。
「……あれ？」
「日向！！」
「す、すがさん……？え、と、おれ……」
菅原が驚いて日向に声をかけるも、状況を把握しきれていないのか慌てた様子で周りを見渡していた。
……しばらくして、自分の手に持っているものに気が付いたようだ。
「これって……？」
「……飛雄の御守り」
孤爪が影山を心配そうに見つつボソリと呟く。
影山は少し息を吐き出し、日向にゆっくりと視線を動かした。
その顔は、とても青く辛そうだ。
「ひ、なた。寝てろ、無理すんな」
「お、お前こそ無理すんなよ！！お守り、返す！！ありがとう！」
日向は半ば無理やり影山にお守りを持たせようと、お守りを差し出し笑った。
影山はそんな日向の太陽のような笑みをみるとふっと口元を緩ませる。
次の瞬間、
あ
ァ
ｱ゛
あ
ア゛ ｱ
あ
ぅ
あ゛
ｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞ
この世のものとは思えないような、
声、 こえ、 コエ
思わず耳を塞いで目を瞑った。
声が聞こえなくなり、ゆっくりと目を開けると
影山はいなくなっており、ゆっくりと開かれたドア。
そこには驚いた顔の少女が立っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りの(プロフ) - 更新楽しみにしてます（（ (2019年1月29日 20時) (
レス) id: ac82d47c75 (このIDを非表示/違反報告)
颯季@占ツク民(プロフ) - めっっっちゃ面白い！好き！！ (2017年9月17日 15時) (レス) id: 86e3fc0d6b (このIDを非表示/違反報告)
ムスカ(ﾊﾞﾙｽしないで)(プロフ) - 華飛@多忙さん» いえいえいえ…！こちらこそ、焦らしてしまうような言い方ですみません…汗汗 忙しい中、更新して頂いてるだけでも有り難いと言うのにm(_ _)m!!これからも、私生活も更新も応援させて頂きます!! (2017年9月1日 22時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
華飛@多忙(プロフ) - ムスカ(ﾊﾞﾙｽしないで)さん» コメントお返事遅くなりすみません。毎日……！そんなにですか……！嬉しいですが更新頻度が低くて申し訳ないです……！ゆっくり進めていくので今後ともよろしくお願い致します！ (2017年9月1日 18時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
ムスカ(ﾊﾞﾙｽしないで)(プロフ) - 久比斬村が面白すぎて、毎日が待ち遠しいと言うか辛いです…
飛雄ちゃんの行方が気になりすぎる…(∋_∈)めっちゃ応援してます！！(∋_・∈)ﾁﾗ (2017年8月24日 3時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
