推しを絶対死なせたくないオタクの話【 鬼滅の刃 】

漆話 いざ蝶屋敷 ページ7

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「さあ入ってください」



しのぶさんに手を引かれ、蝶屋敷の中に入った。


もう空には月が輝き、星が瞬いている。



「ありがとうございます....」



床はすべすべでスケートが出来そうなくらい。(馬鹿みたいな例えでごめんね)

これもきっと蝶屋敷の皆が掃除してるんだろうなあ、なんて思うと

ほんとに蝶屋敷に来たんだって実感が沸いた。


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「そうそう。私はもうすぐで任務ですから、今夜はアオイやみんなと夕食を食べて寝てください

明日の朝にでもまた話しましょうね」



いきなり



前を歩いていたしのぶさんは私に向かってそういうと、

私の後ろのアオイちゃんにそっと目配せした。


そして気がつくと..しのぶさんは目の前から消えていた。



「え?」


「驚くでしょう。しのぶ様に並び、柱の皆様は動きがとても早いんです。

加えて警備範囲も凄く広いんですよ。」




原作でちょっとそんな描写があった気がするけど、やっぱり目の前にすると驚いてしまう。


これがほんとに人間の出来ることなんだ....


私もしのぶさんを救わなくちゃならないんだから、呼吸も使えるよるように、ならないと。



「そういえば、言ってませんでしたね。私は神崎アオイ。ここ蝶屋敷で働いています。」


「ええっと、私は.....Aです。アオイさん...でいいですか?」


「ええ。よろしく。A」



アオイちゃん、もといアオイさんはちょっとキツめの人かなあと思っていたけど、

実際喋ってみるとしっかりした性格なだけで優しい人なんだなあとわかる。

微笑むと花が咲いたみたい。


仲良くして貰えそうで、良かったな。

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