推しを絶対死なせたくないオタクの話【 鬼滅の刃 】

拾壱話 話そうよ ページ11

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蝶屋敷に来てから暫くしてから、鍛錬が始まった。


基本の体力作りから、呼吸の練習まで幅広いことをする



しのぶさんが使うのは、蟲の呼吸。かよさんが使うのは花の呼吸。


私は花の呼吸を習った。



「Aは筋が良いわね!すぐ呼吸法のコツも掴んだし!」



かよさんは鍛錬が終わったあとめちゃくちゃに褒めてくれる。褒めて伸ばすタイプだ。



「......」



カナヲは鍛錬する私達をずっと遠くから見詰めてる。

言葉は何にもはっさないけどじぃっとただ見詰めてる。




「カナヲ?どうしたの?」



私が話しかけても何も応えず、そそくさと去っていってしまう。



しのぶさんは今16歳。ということは丁度本編開始時。


呼吸はカナエさんの花の呼吸を見て学んだってどこかに書いてあった気がするけど、

今は使えるのかな?


私は炭治郎達が参加する年の最終選別に向かうつもりだけど

やっぱりカナヲも参加するのかな？同期になるのかな?



色々気になっていることはあるけどカナヲとはまだよく話せていない。



そろそろ、濃い接触を試みないとな。



そう思って自分の部屋に帰ろうとすると...




バシャｯ


「え?」


カナヲがバケツ1杯に水を入れてよろよろと運んでいた。

めちゃめちゃ零しながら。



「カッナヲ!?!?大丈夫??何??」


私が駆け寄るとカナヲはその場にバケツを置いて駆け出してしまった。


「!?」


私は全速力で追いかける。

思ったより速い。



追いつくと、


カナヲは屋根の上で座っていた。





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コメントで夢主の容姿に関する質問がありました。
デフォルトは藍色の髪と藍色の目の色の白い子ですが
特に話には関係してこないので勝手に想像していただいて大丈夫です。

作者は話の途中にこうやって説明が入るのが個人的に嫌なので、
次の更新でここは消させていただきます。

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