あの子の仮面は外れない

第十七話 ページ19

sha「いや、おるで？」
『え？…お名前は？』
sha「なんで急にかしこまった言い方しとんねん。名前は愛莉だったかな…？」
『…愛莉って同じクラスの…？』
sha「せやで！」
『シャオさん。行きたくないです』
sha「え？いや、もうついとるよ？」
『え？』
sha「やから、ここやで？」
え？めっちゃものものしい扉があるんですが…？しかも愛莉さんおるん！？いやや、行きたない…いっちゃん会いたくないんやけど！
『…シャオさん』
sha「どしたん？」
『愛莉さんになんか言われたら助けてください』
sha「え？まぁ、ええけど。あと、愛莉がおるんは今日だけやで！んじゃ、行くで？」
え？待って！？それを早く言ってくれぇぇぇ！てか、今日だけなら今日じゃなくていいじゃん！別の日にしようよ！いやだよ！行きたないよぉぉぉぉ…ｶﾞﾗｶﾞﾗ
sha「邪魔するでー」
？？「邪魔するなら帰ってー」
sha「はいよー」
？？「すまんすまん、冗談やってwww」
…なにこれ。いや、急に目の前でコント始まったんやけど…あ、ショッピさんおるやん。ショッピさんも確かに生徒会って言っとったな…って、シャオさんのいう仲間って生徒会の人たちってことですか！？無理です無理です。帰ります帰ります。いや、帰らせてください…そんな偉い方々と関わる資格は僕にはありません…！
？？「シャオロン。その子が今日朝言ってた子か？」
sha「おう！せやで！」
『…』
いや、誰？あ、朝ゾムって言われてた人…てか、ほんまに金髪2人おるやん。一応どっちも警戒しとこ…怖いし。それよりも…
『シャオさん、あの、僕誰が誰だかわからないんですが…』ﾎﾞｿｯ
sha「え？そうなん！？みんな、自己紹介してやってや」
『ぁ、えっと、まず僕が自己紹介したほうがええんやない？』ﾎﾞｿｯ
sha「って言っとるけどどうする？」
？？「まぁ、確かに先に自己紹介してもらいたいかな。一応お客さんではあるけど」
『…えっと…Aといいます。よろしくおねがいします…』
まぁ、関わるのは今日だけだと思うけど…
？？「では、俺の番だな。俺の名前はグルッペン」
gr「生徒会長をしているゾ。よろしく頼む」
聞いたことある声…
？？「俺はトントンや。書記長をしとるで」
tn「よろしくな」
しっかりしてそう…
？？「どもー、僕ですー。鬱ですー」
ut「よろしゅうねー」
優しそう…
？？「…」
ut「シッマ？自己紹介くらいはせぇへんと」
kn「…ﾁｯなんでこんなやつに自己紹介せぇなあかんねん」
tn「シッマぁ？」

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