ミン家の小戦争 (ページ8)

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YY「おんまっ、ぼくこれほしい!!」

『どっちか１つって言ったでしょ？』

スーパーに買い物に行く際に子供を連れて行くと、買って買って攻撃が始まるのは毎回のことだ。

『……貴方は何勝手に入れてるのかなぁ？』

YG「必需品。」

『1回も食べてるの見たことないよ!!』

YG「最近仕事で食べてからハマった。」

知らない間にカゴにどんどん品物が増えていって、
こんなことをするのは1人しかいない。

『ユンヨン、それ買ってあげるから、
今日のお夕飯は、ピーマンの肉詰めね。』

たまには厳しく接してみるとしようか？
特に苦手な野菜はトマトとピーマン。

今日は、それにトマトのサラダでも作ろうかな、と意地悪さよりも、成長のためだと言い聞かせる。

YY「ぼく、やだ。ぴーまんやだぁ。」

YG「…ハンバーグは？」

『ダメ。決定事項。』

簡単に意思は揺らぐほど甘くない。

…今日はユンギが珍しく甘やかしてるから、
何だか新鮮に思えてきてしまう。

YG「よし、一時休戦。」

YY「きゅーせんっ？」

YG「今だけは、ライバルじゃなくて。
オンマの美味しいハンバーグ食べたい仲間だ、分かるか？」

YY「たべたい!!」

YG「交渉成立の印だ、ほら。」

YY「……ぺんすのおかし!!」

YG「その代わり、"オンマの美味しいハンバーグ食べたい"って言うんだぞ、良いな？」

一方その頃、2人は悪巧みして
何とか今夜の夕食ボイコットを起こそうとしていたのだった。