ミン家の小戦争 (ページ14)

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『……くすぐったい、』

YG「それが何。…逞しくなった？」

『やっぱり分かる!?最近ストレッチをね、』

YG「余計な肉ついたんじゃねーの。」

『ミン・ユンギィ!!』

YG「ユンヨン起きるって。」

あの塩の代名詞のユンギは、
たまに私に全体重をのし掛けてくる。
それがバックハグだとかロマンチックな言葉で、言い表して良いわけがない。

『重いよそっちこそ。』

YG「現役スーパーアイドル様だぞ。」

『…爺、』

YG「はっ、そこまで言うなら、」

"証明してやるよ、まだまだ動けるって。"

彼の手の内で転がされる私は、

どうやらまだまだ形勢逆転を狙うことができないようである。

『私が悪かったです、はい。』

YG「今更訂正しても遅い。」

『そこを何とかユンギさん!!』

YG「嫌。」

"お前ってほんと馬鹿だよなぁ"

…ユンギが意地悪だからだもん。

YG「そんなとこも可愛いんだけどな、」

『何か言った？』

YG「……別に？」