ミン家の小戦争 (ページ2)

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こちら、ミン・ユンギ。

今はユンヨンと風呂に入っている。

このルーティンは俺にとって、大いに不利なものである。

YG「ユンヨン。100まで数えたら上がっていいよ。」

YY「いーち、に、さーん…、」

まだ4歳になったばかりと言えども、
10までは何とか数えられるようになった。

そこはさすが、俺の子であるということは認める。
天才の子は天才なんだな、やっぱり。

YY「………あっぱぁ、」

YG「男は諦めちゃダメだろ？」

大人気ないのは百も承知。

この間だって、Aに
『もっと褒めてあげなくちゃ。』って言われた。

母親が褒めて褒めて褒めまくるもんだから、
父親はちょっと厳しいくらいでちょうど良いんじゃねーの、って言ったら、頑固だと返された。

違う、俺は頑固なんかではなくて、

『そろそろ上がっておいでね〜。』

脱衣所にて待っているこの可愛い奥さんが。

YY「あっぱ、だっこ、」

YG「…後10秒。」

YY「ねぇ、まだぁ？」

『気持ち良かった、お風呂？』

YY「うん!!」

……息子よ。

そこは俺の場所だっつーの。