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JK「……じゃあ、ちょっとだけね。」
仕方ない。世界中の父親は子供に甘いのだ。
別に、俺が折れたわけじゃないもんね。
これが普通。そう言い聞かせて公園に向かう。
MU「すべりだい!!」
JK「そんな急がなくても。」
SK「あっぱ。ぼくこれのる。」
JK「ちょっと待って、どっちか順番譲ってあげて。」
SK/MU「「いやっ!!」」
……え、嘘でしょここでまさか…。
SK「ぼくがさきっ!!」
MU「まうりがいちばんだもん!!」
……喧嘩しちゃう…???
JK「ちょ、ちょーっと待って2人とも…、」
SK「いっつもまうりばっかりだからたまにはゆずって!!」
MU「やだ。やだやだやだっ!!」
困ったことになった。
ガッシリと両者俺を掴んで離さない。
夢見た取り合いが実際に起こるのは嬉しいが何も今でなくとも良いんだけどな…。
SK「…まうり、きらいっ!!」
MU「まうりもすんぐくきらいだもん。
もうあそばないっ!!」
…悪化してない状況？
え、いや、絶交宣言しちゃったよ…、
どうするべきなんだろうか。
どうするのが正解なんだろうか。
ヒョンと喧嘩した時どうしてたっけ…？
こんな時に限って思い出せない。
JK「2人とも。喧嘩するなら帰るよ!!」
SK/MU「それはいやっ!!」
仲良しなのか険悪なのかどっちなんだ…。
悩んだ挙句この選択で合っているのかは分からない。
JK「スングク、マウリ。アッパ知らないからね、帰るからね。2人が仲直りしたらもうちょっと公園居るけどしないんでしょ？
じゃあね、バイバイ。」
ちょっと冷たいかもしれないけど。
まぁ、たまにはしっかり言い聞かせないと…
そそくさと公園の裏側に歩き出した。
(ちゃんと2人が見える位置。)
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作者名：鯢
| 作者ホームページ：https://twitter.com/3_sho_u0
作成日時：2021年10月28日 14時
