ゴールド・ハニー II【完】 (ページ16)

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SK「あっぱないてるの？」

MU「どーしちゃったのいったい。」

JK「…たまには会わせてね、お願いだから。この子達に会えなくなったら俺死んじゃう。」

『は？離婚したいわけジョングク、』

JK「そんなわけないじゃん…、」

『何言ってるの。大体私何かしたっけ。』

JK「いや俺が…

ケーキも食べて録画を消して仕事入ったから!!ごめん俺が悪かった!!」

この際白状してしまおう。
それで何もかも元通りにはなりやしないだろうけれど。

この後の事を考えたら喉からなかなか声が出なくて、
じんわりと涙が溢れそうだったけれど、言ってしまう他なかった。

『………え、ああ、…知ってたよ？』

JK「え？」

返ってきたのは怒号でもなく、いつものAの言葉だった。
拍子抜けして、ホッとため息をついた。

こ、これで離婚は免れた…？

『何。何かしたってそんなこと？
…もっと凄いスケールかと思ったのに。

最後のは仕方ないでしょ。
仕事はそう都合良くいくことだってないだろうし。ジョングクが輝くチャンスでしょうよ。』

JK「………A様、」

どこまで素敵な妻なのだろう。
俺は幸せいっぱいで良いのかな。

『スングク、マウリ。
アッパの手引いて見せてあげて来て、』

え、何を？と聞く前に強引に手を掴まれて
ずんずんとどこかへ向かって行くのだった。