彼女は首筋が弱い。 ページ9
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JM「お前チョンさんとデートはしたの?」
TH「は?」
JM「…いつも我儘付き合わせてるんしょ、どうせ。たまには彼女の要望を聞いてあげたら?」
ジミンは大層彼女を高く評価しているらしい。
JM「やっとまともな子に巡り会えて僕はうれしいよ、テヒョンア。」
まとも?笑わせる。
どう判断したらその結論に至るんだ?
TH「…デートって何すんの。」
JM「映画とか遊園地とか。…したことない?」
TH「夜になら。」
JM「……ホテルでとか言うなよ?」
TH「馬鹿馬鹿しい。デートなんて、」
くだらない。何がカップルで映画だ、遊園地だ。刺激がないんじゃ、つまらない。
TH「なぁ、」
『は、はい。』
TH「女ってデートしたいって思うの?」
『…え?』
その反応で聞かなくても分かる。
…口元が緩んでいた。
人並みに感情は出すのか、と改めて観察していなかったことに気付く。
別に体以外興味がない。
したらそれで良いし。
TH「…明日空いてたりするの。」
『え、あ、明日ですか?…まぁ、午前までなので授業が…、』
TH「12時、駅で。」
『え、テヒョン君!?』
"JM「たまには彼女のしたいことに付き合ってやれよ?」"
……言っとくけど、デートじゃねぇから。
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作者名:鯢 | 作者ホームページ:https://twitter.com/3_sho_u0
作成日時:2021年11月1日 14時