10. はじめての友達 ページ10
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しばらく走っていると、急に高い声に呼び止められた。
「花沢さん！」
『……え？』
「これっ、…落としましたよ！」
振り向くと、英徳の制服を着た女の子がいた。
手にハンカチを持っていて、肩が大きく上下にゆれている。
…走って追いかけてきてくれたんだ。
『わざわざ、ありがとうございます。えっと、どうして私の名前…』
「いや、その…さっき、たまたま聞いちゃって……ご、ごめんなさいっ」
そうやって勢いよく頭を下げるから、慌てて肩をつかんで顔を上げてもらう。
『ふふ、気にしないでください。よかったら、お名前聞いてもいいですか？』
「…ぁ、江戸川 音です。同じ、Ｄ組の」
『え、同じクラス？』
こんな善良そうで、控えめな子があのクラスにいたなんて。
思ってもみなかった私はすっかり音と打ち解け、途中まで一緒に帰り道を歩いた。
「じゃあ、私こっちだから……Aちゃん、またね」
『うん、音また明日ね！』
また明日、そんなふうに言える友達ができたことが、本当に嬉しかった。
ふふ、帰ったらお兄ちゃんに話そうっと。
「お嬢様、お迎えに参りました」
『……あ、』
「指定していただいた場所で待機しておりましたが、一行にいらっしゃらないのでお迎えに参りました」
うわ、いま同じこと２回も言った。
それが藤岡の嫌味だってことくらい、１７年も一緒にいればわかる。
だからこういうときは、笑ってごまか…
「笑って誤魔化されてもダメですよ、お嬢様」
『うっ…。だって、』
「お嬢様の "だって" は、私には通用いたしません」
はぁ……明日からお兄ちゃんに送迎お願いしようかな。
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I(プロフ) - さくらさん» 「晴」と設定してお読みいただけますでしょうか？(>_<)よろしくお願いいたします。 (2018年6月14日 12時) (
レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます。こちらは説明文にも記載してあるのですが、山��賢人くんver.としてお楽しみいただけるようにしています。ですが、ドラマ通りお読みいただくことも可能にしているので、お手数ですが、お名前設定の下にある登場人物設定から (2018年6月14日 12時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - あのー、神楽木晴人ですよ？名前。賢人じゃないです (2018年6月14日 3時) (レス) id: 24a23918d3 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんありがとうございます！！嬉しすぎてニヤニヤしすぎて涙がでました…。楽しんでいただけるよう更新がんばります！ (2018年5月23日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 花のち晴れ大好きですこの小説最高です (2018年5月23日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月14日 17時
