13. もうひとりの婚約者 ページ13
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「「いらっしゃいませ〜」」
私は昔から、夜のコンビニに来るのが好き。
それも、藤岡の目を盗んでこっそり来るのがたまらない！
今日は気分を変えて、少し家から歩いたところのコンビニへやってきた。
『あれ、…音？』
「え、Aちゃん…？ えっと、これは…その、」
なぜかそこには、店員の格好をした音がいた。
驚いたような、怯えているような、そんな表情をする音を心配していると…
全身イエローの、フードを深くかぶった男性が入り口から入ってきた。
うわ、なんか怪しい…。
「あの…、荷物受け取りに来ました」
「はい」
「カ、カリスマ性…」
「カリスマ性に磨きがかかる火星の石・フルネーム印字入り…ですか？」
「そ、そうです」
音が一息で商品名を言うと、頷いてレジへと向かったイエローマン。
カリスマ性に磨きがかかる火星の石って……さらに怪しい。
「あれ、小林さんって……もしかして、小林さんのお孫さんですか？……え、」
なんて思っていたら、早歩きでこっちに向かってきた。
ちょっ、なになになになに。
" ドンッ…、ガサッ "
『……え？』
「お前…、」
そのまま避けきれずにぶつかり、その拍子でフードがずれた目の前の人の顔を…見てしまった。
そして、床に落ちた箱の中身の文字に一瞬…心臓が止まった。
『………神楽木…賢人、？』
う、嘘でしょ。
この人が、……あの神楽木？
誕生日にぶつかったのも、Ｃ５として退学届をつきつけたのも、
初めてキスしたのも、全部………この人？
いや、でも同姓同名ってこともありえる。そうだよ、絶対そう！
『…あっ、ちょっと待って！ これ忘れてるっ』
猛ダッシュでコンビニから去っていく神楽木の背中に、声は届かない。
私の手には、怪しげな火星の石だけが残されていた。
「Aちゃん、大丈夫…？」
『ねえ、音……今の人って、あの神楽木グループの……神楽木 賢人？』
「…う、うん」
お、おわった……。
あいつが、正真正銘の…もうひとりの婚約者だったなんて。
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I(プロフ) - さくらさん» 「晴」と設定してお読みいただけますでしょうか？(>_<)よろしくお願いいたします。 (2018年6月14日 12時) (
レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます。こちらは説明文にも記載してあるのですが、山��賢人くんver.としてお楽しみいただけるようにしています。ですが、ドラマ通りお読みいただくことも可能にしているので、お手数ですが、お名前設定の下にある登場人物設定から (2018年6月14日 12時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - あのー、神楽木晴人ですよ？名前。賢人じゃないです (2018年6月14日 3時) (レス) id: 24a23918d3 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんありがとうございます！！嬉しすぎてニヤニヤしすぎて涙がでました…。楽しんでいただけるよう更新がんばります！ (2018年5月23日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 花のち晴れ大好きですこの小説最高です (2018年5月23日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月14日 17時
