君が選ぶのは。【募集企画】

【必読】世界観 ページ1

*

とある日の新聞 一面より

*

「伝説の怪盗」の悲劇は続く

○月○日、□□□により、何者かにより
宝石が盗まれていた。
現場には、写真のようなカードが置いてあり、
Hisunは「fakers」の仕業によるものだとして
捜査を続けている。
(省略)

*

ﾄﾞﾝｯ

「またか……」

新聞を叩きつけた隊員が、

半分掠れたような声でそう言う。

彼が怒っているのは、新聞社に対してなどではない。

「もう何度目でしょうか？」

隣にいる隊員が呟く。



fakers

絶対に殺人はしないという、怪盗集団。

リーダーは勿論、

メンバーの1人も分かっていないという

完全にお手上げな状態である。

そんな中＿＿

「本部の人間は馬鹿だねぇ。」

「あぁ、だって…









俺達の正体(怪盗だってこと)、知らないんだもんな。」

「次の任務だけど…」

「…なるほど、面白そうだ。」

「いつになったら気がつくんだろうね。」

2人の隊員(怪盗)の笑い声が

本部に響いていた＿＿

*

「fakersめ…」

「殺人をしない、というのは良いのですが…」

「盗みを続けているのには変わらないだろう。」

「せめて、メンバーの1人だけでも…」

「これからも、調査は強化しなくてはな。」

Hisunとfakersの戦いが、

今、始まった。

*

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