社長さんと社員さんの話。(２) (ページ23)

今日:15 hit、昨日:12 hit、合計:33,854 hit

＊ページ23

やまとside

俺は崩れ落ちた。

や「ごめん、俺のせい。俺、今日皆にウソついて女と原宿にいた。」
ゆた「は？」
や「実は‥」
俺はすべてを話した。
Aを盾にして脅してきたこと、今日その脅してきた女と会っていたこと、スマホの電源を切らされていたことを。

メンバー、裏方全員が言葉に詰まっていた。
おそらく全員が、もし俺の立場に居たら同じことをすると考えたのだろう。
沈黙が続く中、手術室の『手術中』の転倒していたランプが消えた。

中から、医師の方とAが出てきた。

医師「花宮Aさんのご家族の方って‥」
ゆた「すいません、家族の方はちょっと‥」
そう。実は、Aの親は最近交通事故で亡くなってしまった。
しばらく、Aは辛そうで、活動休止でもいいと相談したが「大丈夫」といい活動を続けていた。

医師「そうですか。じゃあ花宮さんと一番関係の深い方って‥」
や「俺です。」
と医師の方のほうに近づく。

医師「そうですか。では、お話させていただきます。正直に言って、花宮さんの容態はとても危険です。成功の難しい手術はなんとか成功はしたものの、目が覚めるかは…。」
と伝えられた。

や「‥。そうですか‥。ありがとうございます。」
と俺は深く頭を下げた。それに続き、メンバー裏方も頭を下げる。

そして、Aは顔の知れた有名人ということで個室に案内される。

そして俺は、メンバーのほうに行く。

や「みんなごめん、そしてありがとう。すべて俺のせい。」
と俺はいい頭を下げる。

あ「やまと、頭上げな。やまとが悪いことはないよ。でも、少しは頼ってよ。グランピングの時に話したじゃん。」
ゆま「あっちゃんの言う通りですよ。もう少し俺らを頼って。」
ひ「俺もごめん。さっきは取り乱した。Aが倒れたの発見したの俺とゆうただから…。」
そっか、ひゅうがとゆうたは衝撃的なAの姿を見てしまったのかと理解する。

ゆた「お前も、もうちょっと考えろ。でも、今回の件はAを無理にでも迎えに行かなかった俺にも非はある。」
とゆうたが言うが、俺は首を振る。

そして俺はみんなに持ち掛ける。
や「こんなとこで言いたくないけど、、YouTubeどうする。」
と問いかける。

その後全員の意見を聞いて、全員で一致した。
俺たちはAが入院している間も、休まずYouTubeを続ける。
それに、週６ではなく毎日投稿をすること。

そして、俺たちは事務所に向かってカメラを回し始めた。