社長さんと社員さんの話。(２) (ページ17)

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最大の危機の訪れページ17

やまとside
いつも通りの忙しい日常。
今日は珍しく家に帰ることができた日だった。

パンパンになったポストを開き取り出す。
エレベーターに乗り、中身を一つ一つ確認していると、手紙が入っていた。
送ってきたやつの名前は記されていない。
家について中身を見ようと開けると、一枚の紙が入っていた。

そこには、漫画やドラマで出てきそうな新聞の記事の文字を切り取って貼り付けられている。

俺は恐る恐るその文面を読み進める。
文面を読み終えた俺は頭が真っ白になった。
そこにはこう書いてあったのだ。

『やまとくんへ、私やまとくんのこと大好き。なのになんであんな女が好きなの？脅されたんでしょ？かわいそうに。だから○月☓日の□時に原宿に来てよ。来なかったら、私どうなるかな。もしかしたらあの女を殺しちゃうかもね。嫌だったら、絶対来てね。』

おそらく«あの女»とはAの事だろう。
確かこの日は、メンバーが気を使って休みにしてくれた日…。行くしかないか、、、

メンバーにはバレないように行ったほうがいいか。
そう考えた俺は、隠し通すことを決意した。

そして、Aを守ることも。