【実況者】帰ってきた歌姫６【ky】

#175 いっそのこと-1 ページ48

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いっそのこと、死んでしまったほうが楽なのではなかろうかと、そう思った



部屋のドアを開けて目に入った光景は私には刺激が強すぎてというか強烈すぎて、いや、目に毒すぎて？いやいや違うな。ふつうに悲しいし辛いし見たくないし泣きたいし。涙がこみ上げてきて「うっ、」って気持ち悪いの我慢するみたいな声が出て、




それを聞いたキヨが慌ててマリアちゃんの上からどいて、「A！、これっ…違っ！」って私の方まで来てくれようとしたけど私は我慢できなくなって踵を返して玄関へ向かってしまった



ニナが、ハウスを出るときに「なんなら相手の女一発ぶん殴ってやんなさい！」って言ってたけどこれ、無理だよニナ、たぶん、これ、今私がマリアちゃんのことぶんなぐったとしてもキヨは私の味方なんかしてくれない気がする




「っ、A！待って、…！」




玄関のドアに手をかけようとしたとき、追いかけてきたキヨが私の腕をつかむ。

でも私はキヨの顔なんか見れずに、俯いたまま、声も出せずにいて、どうにかしてこの場から消えちゃいたくて、キヨに掴まれてる腕をブンブン振って、なんとか離れようと頑張ったけど、当然キヨのちからのほうが強くてびくともしない


もう、私は、自分に起きてるなにもかもが悲しくなって、振りほどけ無いキヨの手すら、悲しいものに思えてきて、「うわああん」って、恥ずかしいのも忘れて子供みたいに声を上げて泣いた




「もっ、…やだ！！はな、離してよ！！、っう、うう、離せばかーー！！」

「A、ちょ、話を、」



うるせー！うるせーばか！！

確かに約束守れなかったのは私が悪いよ！
人様のおうちで爆睡こいたのも私が悪いです！！
でも、さすがにこれはひどいよ！！
せめて一言言ってほしかったよ！

朝寝て起きたらいつのまにかキヨの彼女はわたしからマリアちゃんにかわってて、なにがどうなってんのか私にはわからないけど、話をする間もなくというか話しようと来てみたらこれですよ！！


これですよーーーー！！！


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