【実況者】帰ってきた歌姫６【ky】

#156 交友関係 ページ17

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＿side K



フ「はいじゃあAと、それにマリアちゃんも！ライブお疲れ様ってことで！」


「「「「「かんぱーーい！！！」」」」」



よく俺らが集まるときに使う、完全個室の居酒屋の一室で、フジの音頭と共に乾杯の掛け声が聞こえる

俺は相変わらず飲んでいるのはただのお茶だけど



「ッハ〜〜！！やっぱライブ終わりのお酒最高！」

う「いやAおっさんかよｗ」

「うるさいうるさーーい！…あ！マリアちゃんも好きなものじゃんじゃん食べて飲んでね！」

マリア「ありがとうございます！」



俺の隣に座るAと、その向こう側の隣に座る、急遽参加することになったマリアさん。

二人はメニューを覗き込みながら、あれが美味しそうだ、これが食べてみたいだのキャッキャと会話を楽しんでいて、俺は見ていてなんだか嬉しくなった



Aが上京してきて約１年。
最近になってAの親友のニナも東京に出てきたからそこまででもなくなったが、

基本、「A」の活動の内容から普段関わるのは俺らばっかりで、歌い手の人たちとはライブやらで会うて程度らしく、本人は全く気にしていないみたいだったけど、Aの身近な「友人」と呼べる人物がほぼ９割男だったからこうして、女の子で、かつ同業者といえる友達がAにできたのは純粋に嬉しかった

ほら、だって、あれでしょ？
女の子って、どんなに仲良くても男には言えない相談とか悩みとかあるもんなんでしょ？


よくわからんけど


マリア「AさんAさん、今度コラボで歌ってみた録りましょうしょー！私の家で！お互い１曲ずつ持ち寄って２曲！」

「いいね！録ろう録ろう！！楽しみー！」



それに、あまり見ることの無い女の子同士でキャイキャイわいわいしてるAもまた可愛くて見ていて安心するので

こういう交友関係ならどんどん広げていってくれ！と




このときは…本心から、そう思ったんだ



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