2 ページ5
・
有岡くんと放課後予定がある場合は駆け足で学校を後にする
それに比べて、有岡くんは皆んなに囲まれて中々帰らしてもらえないみたいだから私はいつも30分くらい待つけど、それすらもワクワクして楽しみの一つだったりする
有岡くんが私より早く来ることはないのに、今考えたらバカみたいだよね
ワクワクするとかどんだけドMなんだよって…ね
『よっ』
「ぇ…」
絶対居ないと思った彼がそこに居た
それにここはまだ学校を出て直ぐの道路
『靴箱から帰ろって言ったじゃん』
「ぃゃ、ぇーっと」
焦っている私とは裏腹にいつものように声をかけてくる有岡くん
今日のLINEから始まり、彼女が居るとバラしたり、一緒に帰ろうとしたり何がしたいの…
『ちょ…おい！』
どうしていいか分からない私は気づいたらその場から逃げていた
逃げて…逃げて…逃げて…
気づいたら自分の家に帰ってた
このまま有岡くんに嫌われてしまうのかな…
私にとって有岡くんは初めての彼氏なのに
有岡くんにとって私は何人、何十何人目の彼女
当たり前だけど経験値も有岡くんの方が上でいつも私ばかりドキドキしてる
私だって有岡くんにドキドキさせたいし、
少しオドオドしている有岡くんも見たいし、
皆んなみたいに私も有岡くんこと呼び捨てで呼んでみたい
考えてても無駄だと思いお風呂に入り寝た
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナコ(プロフ) - りこさん» はじめまして(^^)嬉しいコメントありがとございます！ (2021年3月18日 0時) (
レス) id: b62b29367c (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - はじめまして、ナコさんの書く短編集、サクッと読めて尚且つ内容が綺麗にまとまっているので好きです！これからも応援してます〜 (2021年3月13日 7時) (レス) id: 0f2ded4113 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナコ | 作成日時：2021年2月27日 18時
