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『お花潰れちゃうよ』
「あ、ごめん」
はい、これって大きな花束をくれた
コツっと何か硬いものに当たり指の先を見るとリボンの真ん中に指輪があった
「これって…」
『つけてあげる』
「ん…ｸﾞｽﾞｯ」
そう言い私の指に指輪を通した
結婚式の練習ってそんなことを言うから目から溢れていた涙も可笑しくなって笑うといつの間にか止まっていて慧もつられて笑っていた
『昨日Aの気持ち聞けて直ぐ買いに行っちゃった』
「んふふ」
『だからサプライズとかも考えてなかったからせめてでもって思ってリボンに通してもらった』
「嬉しい、慧好き！！」
『俺も』
慧はいつだって私が泣いてると沢山泣けば良いよって言わずに笑わしてくる
それは、彼なりの優しさで
次の日目が腫れて後悔している私を見てきたからこそである
その後子どもができたと伝えると泣いて喜んでくれた
ジェンダーリビールケーキをすると、緊張のあまり手が震えて中々切ってくれなかったことは、まだ少し先のお話
END
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ナコ(プロフ) - りこさん» はじめまして(^^)嬉しいコメントありがとございます！ (2021年3月18日 0時) (
レス) id: b62b29367c (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - はじめまして、ナコさんの書く短編集、サクッと読めて尚且つ内容が綺麗にまとまっているので好きです！これからも応援してます〜 (2021年3月13日 7時) (レス) id: 0f2ded4113 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナコ | 作成日時：2021年2月27日 18時
