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唯一私たちの関係を知る山田もそう言うし私も彼に期待しているわけじゃない
《そう言えば最近A後輩の指導係になったの？》
「いや、なってないけど……なんで？」
《最近ほら、あの人と話してないん》
そう言って山田はサトウ君を指さした
「あーサトウ君ね、私が前までやってた企画に似た内容やってて、アドバイスが欲しいって言われたからそのアドバイスしたり、一緒に考えてあげてるだけだよ」
《ご飯も行ったんだろ？》
「まあ、残業に厳しいじゃん？」
《それでも2人で飯に行く？》
「うーん、まあ侑李怒らないし」
《ちぃと付き合ってどれくらいだっけ？》
「もう少しで3年」
《まだまだでちゅね〜》
「は？うざ」
《お口悪いことで》
山田は確かに侑李と高校からの同級生だけど、
侑李にご飯行ったこと伝えた時へーって全く興味なさそうだったし、次の日も何も変わらなかった
分かってないのは山田の方だよ…
サ〈Aさん〉
「ん？」
サ〈相談乗っていただきたいんですけど、今日とかどうですか？〉
「あー今日はちょっと用事があってまた今度な
『Aさん、これお願いします』
「わ、わかりました」
サ〈じゃあまた今度〉
「うん」
侑李に渡された資料を確認していると
「ぇ…」
青い付箋に"第3会議室来て"そう書かれていた
私が何かやらかしたのではないかという焦りから直ぐに向かった
私たちが付き合う前は良く侑李にここ違うって怒られて侑李から呼び出されて怒られることは多々あった
「ごめん、」
『鍵』
「ぁ、ごめん」
『…』
「あの、私なんかやらかしたかな…？」
『無自覚？』
「ぇ………ごめん、思い当たる節はない」
『……はぁ』
「…」
『浮気でもする気？』
「え、そんなことしてないよ！」
『後輩と飯行っても？』
「行ったよって言った時興味なさそうだったじゃん…」
『興味無いとは言ってないもん』
「……」
『それでもまた行く気？』
「相談があるっていんっ…んん、ゅ…」
急にキスをしてきた侑李に侑李と名前を呼ぼうとする
『会社では知念くん…だよね？』
なんて言われて普段の侑李だと絶対外でキスなんてしないのにそれも会社でする侑李に頭が追いつかない…
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ナコ(プロフ) - りこさん» はじめまして(^^)嬉しいコメントありがとございます！ (2021年3月18日 0時) (
レス) id: b62b29367c (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - はじめまして、ナコさんの書く短編集、サクッと読めて尚且つ内容が綺麗にまとまっているので好きです！これからも応援してます〜 (2021年3月13日 7時) (レス) id: 0f2ded4113 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナコ | 作成日時：2021年2月27日 18時
