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有岡『ごめんね、教えてもらって』
「全然大丈夫だよ!でも、私なんかで良かったの?」
有岡『伊野ちゃんと付き合ってるって本当なの』
「うん」
有岡『卒業したらどうするの、?』
「卒業したら、、?」
有岡『みんなが皆んなってわけじゃないけど別れやすいからさ、』
「………」
友達にも言われたことがあった。でも、その時は
〈伊野尾くんに限ってそんなことはなさそうだから心配いらないね〉
この言葉に安堵を覚え、気に留めていなかったけど伊野尾くんと大学は違うわけだから私のキャンパスライフに伊野尾くんは居ないし、伊野尾くんのキャンパスライフにも私は居ない。その事実に不安が募る一方。
有岡『ごめんごめん!そんな悩むと思わなくて』
「え、、」
有岡『伊野ちゃんは何が何でも放さなそうじゃん』
「………だと嬉しいけど」
有岡『じゃ、勉強教えて!』
「うん……………」
有岡くんは飲み込みが早くて私が教えなくてもいいくらいだった。
『お待たせー!え、……………』
有岡『え、伊野ちゃん』
『なんで大ちゃんがいんだよ』
「有岡くんが勉強教えて欲しいって、、」
今までに見たことのない伊野尾くんだった。
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作者名:ナコ | 作成日時:2022年9月26日 0時