歪んだ夕日 IV (ページ10)

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『行こ』

「え、、、」

『何？』

「4人で動かないの？」

『うん』

「何で」

『何でって？』

「いや、4人で行動しよ？」

『何か買い物したいらしいよ』

「私もしたい」

『ダメ』

「シュリ達は？」

『ちゃんがテンション上がってシュリとどっか行った』

「は？」

『そう言うことだから』

「………」

この状況は仕方ない、、のか。
昨日の自由行動でだいぶ歩いて、慣れないところでの睡眠で体は疲れていたので近場をプラプラすることになった。

『疲れた？』

「大丈夫」

『顔色悪い、………ホテル戻ろ』

「ごめん、………」

最初は大丈夫と思ってたんだけど、疲れが溜まってだけじゃなくて寒さもありどんどんしんどくなって行き、昨日とは泊まったホテルではなく新しいホテルに泊まることになっていたので昼食を食べた会場に荷物を取りに行き、先生に事情を話して先にホテルに入れてもらった。

「ごめん、ありがとう」

『いいから』

「ありがとう」

『寒くない？暖房やる？』

「うん」

何かとやってくれる大貴に甘えて目を閉じた。

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