短編集 Ⅵ (ページ9)

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次の日、友達と学校に行くと四方八方から視線が向けられている気がするのは気のせい、？

エマ〈なんか私たちのこと見てない？〉

「私も思った、」

エマ〈だよね、〉

私だけじゃなかったみたい

〈アンタ！〉

「へ、？！」

〈慧くんと付き合ってるってほんとなの！〉

エマ〈は？！！え？〉

〈なんか言えよ！〉

「え、っと」

『朝から元気だね〜』

「あ、………」

〈慧くん、！！〉

『その子彼女だからちょっかいかけないでくれる？』

〈本当か確かめようとしただけだもん！〉

『じゃあ今後いっさい話しかけないでね』

〈は？〉

『俺、独占欲強いからさ、？女の子と話してるだけでも嫉妬しちゃうんだよね』

エマ〈A、？〉

「あ、えっとこれはちが『じゃあ行こっか』」

「いや、ちょっと……離して！」

『照れなくていいのに』

強引に手を繋いできて、手を引っ張るなり空き教室に入る

「どういうことですか！」

『ん〜？昨日の女の子が広めたんだろうね』

「だろうねって、誤解解いてください」

『何で？俺は好きだよ』

「私のこと何も知らないくせに！」

『知ってるよ、Aちゃんでしょ？可愛いなってずっと思ってたよ』

「そんなの誰が信じると思いますか？それに私は貴方のこと知らないですし」

『3年の伊野尾慧、結構有名だと思ったんだけどな〜』

「自分で有名って言っちゃうんですね笑」

『そうやって嘲笑うところも好きだよ』

「は？」

『他の女の子とは違う反応するところ好きだな』

「………」

『照れた？』

「とにかく！私に関わらないでください！」

『やだ、彼女だもん』

「………」

『じゃあ1週間お試しで付き合ってよ』

「………」

『たった1週間、それでAちゃんが俺のこと好きならなかったら諦めるよ』

「………いいですよ、」

絶対に好きならないので………。

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