短編集 Ⅵ (ページ7)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:20,083 hit

3 ページ7

・

LINEを交換してから2週間が経った
LINEはあの日からずっと続いていて、最初は薮さんと3人で話してる時に嘘と知った私の顔を写真に撮っていたらしくそれを送ってきたことがきっかけ

ミウ〈有岡先輩だ、〉

ハル〈カッコいいね〉

「そうかな？普通じゃない？」

ミウ〈ちょ、〉

『そっか、普通か〜』

「へ、？」

『夜、焼き肉奢ってやろうと思ったのに』

「………えへへ、すみません」

『じゃあ、今日Aの奢りで焼き肉奢りな？』

「嫌ですよ！」

『じゃあ決まり〜』

ミウとハルと食堂でご飯を食べていると有岡先輩が話しかけてくる
最近は、私を見かける度に声をかけてくるからミウとハルからは何があったの？！って言われて、2人以外にもサークルの人たちからも尋問受けてるの？って言うくらい質問攻めになる

・

・

・

「んっまあ〜〜！」

『ほんと、美味しそうに食うよな』

「だって美味しいですもん！」

『そう言えば、俺のLINE誰にも教えてねんだな』

「人の個人情報教えるほど軽い人間ではないです」

『そ、』

「はい」

『好きって言ったら困る？』

「………酔ってます？」

『だいぶ』

「酔っ払いなんか相手にしません」

『酔ってねぇと言えねぇから』

「………」

『………俺のこと好きになって、』

好きです。って言う未来はそう遠くなさそうです

END

・