短編集 Ⅵ (ページ11)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:20,090 hit

4 ページ11

・

「伊野尾先輩！」

無我夢中で走って、走ってやっと見慣れた背中が見えた

「伊野尾先輩、私、気に触ることしましたか？」

『俺のこと上手く利用できてよかったね』

「りよう、？」

『大ちゃんのこと好きなんでしょ？』

「誰がですか？」

『A』

「え！何でそうなるんですか、？！」

『だって大ちゃんが好きになってくれてよかったって』

「ぁーえっと、それは……その、あれですよ、」

『あれ、？』

「………………いのおせんぱいのことで、、」

『おれ？！』

「はい、………」

『マジ？！！』

「まじです、」

『俺の彼女だよね？ね？ね！』

「そ、ですね……」

【おまけ】

「本当だったんですね」

『何が？』

「私のこと、その、……好きなこと、？」

『言ったじゃん、一目惚れだって』

「そんなの、その場凌ぎ何かだと思いましたよ」

『独占欲強いのも本当だよ？』

「え、……」

『いくら、俺が仲良いからって大ちゃんと2人きりで話さないでね？何かあるなら俺の前で話してね』

「………」

『あ、でも話すことすら嫌だから何かあるなら俺通して？』

「………」

『後、クラスの男とも話さないでね』

END

・