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少し嬉しかった、いやだいぶ嬉しかった
でも、涼介くんと涼介くんのお父さんの話し合いがヒートアップしていってどうしたらいいのか、、
山田父『Aさんには申し訳ないが、別れてくれないか?』
「………っ、」
山田父『涼介に相応しい、相応しくないの違いくらい頭のいい君ならわかるんじゃないか?』
「………」
山『何を基準に言ってたんだよ』
山田父『家柄から金銭、職業、なにからなにまで違うだろ』
山『もう帰れよ』
山田父『私が帰ったところでこの現実は変わらないからな』
そう言い残して帰っていった
山『俺さ、ばかだよな』
「え?」
山『優衣が帰ってきて優衣に揺れたんだよ』
「………」
山『それなのに今、A失うってなった瞬間嫌で嫌で仕方なかった』
「………」
山『悪かった』
「嫌になってくれただけで充分嬉しいです」
何で笑えんだよって少し怒り気味に言われたけどだって本当に嬉しかったんだもん
山『親父の言ったこと気にすんなよ』
「……はい」
気にしないって方が難しいけど、一応うんと返した
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作者名:ナコ | 作成日時:2021年11月6日 1時