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あれからの2ヶ月はあっという間だった
今までと何も変わらない毎日を送って"平凡"がここまで似合う女子高生は私だと自信があるくらい"平凡"な毎日だった
後悔があると言えば、涼介くんに1回も会えなかったこと
最後くらい顔を見たかった
でも、もし見てしまったら泣いちゃうかもしれないから案外会わないほうが正解だったのかもしれない
これは神様の優しさとして受け取っておこう
母「気をつけてね」
父「乗り換え間違えないように」
「分かってるよ、じゃあね、」
母「ちゃんと連絡してね」
「うん、ありがとう」
少し目に涙を溜める母と父につられて私も泣きそうになる
駅まで送ってもらって改札を通り後ろを向くと手を振る2人に再び涙を
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電車に揺られること約3時間
目的の駅に着くと、春休みにも関わらず部活があるせいか制服を着た高校生が行き交う
私が着るであろう制服を探したりしてみた
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作者名:ナコ | 作成日時:2021年11月6日 1時