9-nine-［5］ (ページ23)

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ymd said

「よかったです…。」

山『ん？』

「涼介くんに嫌われなくて、」

山『きらう、？俺が？』

「ごめんなさい、でもやっぱり不安で、」

山『ごめんな、優衣のこともだよな……。』

「さっき、涼介くんと一ノ瀬さんが歩いてるところ見えてやっぱりお似合いだなって思っちゃって一ノ瀬さんが羨ましかったです」

山『羨ましくなんかねぇだろ』

「みんなお似合いって言ってますよ！」

山『優衣のことは修学旅行終わったらちゃんと話し合うから、』

「涼介くん、ひとつお願いがあります」

山『ん？』

「私よりも一ノ瀬さんとの関係を大事にしてください」

山『優衣との関係？』

「はい！お二人は幼馴染みで御家族とかの関係もあると思いますので……。」

ずっと笑顔で話すAの顔をずっと眺めることしかできなかった
確かに家族絡みで仲良かったから俺の一方的な感情だけで動けないことは分かってるけどそれでもAのことは親父に認めてもらいたい

「涼介くん、そろそろ戻りますか？」

山『………あぁ、』

Aは大の真面目だからさっきの場所に戻った
俺は寒すぎたから近くの施設のラウンジのソファーに腰をかけてスマホをいじった

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