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先生〈これで授業を終わります、礼〉


ありがとうございました /


先生〈Aさんと有岡くんは後で職員室に来てください〉


『先生ー!おれはー?』


先生〈伊野尾くんは呼んでません〉


『じゃあ2人についっていっていいですか?』


先生〈来なくていいです〉









クラスに響き渡る伊野尾くんと先生の会話
よくあることで、私が別の男子と呼ばれると必ずついてこようとするが成功したことが一度もない









『大ちゃんとなんで?』


「んー?なんだろう?行ってくるね」


『すぐ帰ってきてね』


「………」









大貴と行くと進路のことで、私たちは特別推薦枠で同じところを受けることになったからだった









有『伊野ちゃんに言ってないの?』


「なにが?」


有『進路先』


「あー言わないよ」


有『バレないといいな』


『何の話?』


「伊野尾くん……」


『Aって専門じゃないの?』


「……専門だよ?ね?」


有『な!』


『うざ、今すぐどこの大学行くか教えて』


「………」


有『………』


『大ちゃん早く』


有『____大学』









さっきまでの暗い表情とは一変パァっと明るくなってほらお昼食べよなんて言って腕を引っ張ってくる









3→←お気に入りになると意外と厄介|inoo



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作者名:ナコ | 作成日時:2021年9月18日 22時

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