天才少女は大変だ。2

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「始まりました、青葉城西高校体育祭！」



瞬「司会は我々生徒会で勤めさせてもらいます。よろしくお願いします。」



藤「今年も例年と同じく、クラス対抗となっています。部活動対抗リレーは、1位から3位までの部活動に部費が与えられます。」



急にはじめたけど、もう開会式やらなんやら終わってます。



「一番最初の競技は50メートル走です。選手の皆さんは集合してください。次の競技の1000メートル走の選手の皆さんも集合してください。」


　
瞬「先輩とAは競技、なにでるんすか？」



藤「あぁ、俺はムカデ競走と借り物競走だ。」



「意外ですね。ムカデ競走よりも50メートル走とかかと思ってました。」



瞬「俺も俺も。Aは？」



「私は1000メートル走と借り物競走です。瞬先輩はなににでるんですか。」



瞬「俺は、50メートル走と学年対抗リレー！」



さすが瞬先輩。



足はやいからなぁ。



藤「Aはでないのか？学年対抗リレー。お前も足はやいだろう。」



「あ〜、誘われたんですけどバレー部の人も一緒だったので丁重にお断りさせていただきました。」



瞬「笑顔で、無理です♡とかいったんだろ。」



藤「すごくよく想像できる。」



いや、あってるからこわい。



「あの、瞬先輩、もう集合しなきゃですよ。」



瞬「あ、やっべ。Aはまだこっちいる？」



「はい。ギリギリに行きます。」



瞬「ちゃんと俺のかっこいいとこ見とけよ。」



そういってスタート位置へと走ってきました。

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