四十二 ページ43
ぱちりと目が覚める。想像以上によく眠れた。
「はあ、あかん、緊張する」
待ち合わせ場所である駅に向かう間も私はぶつぶつ呟く。すれ違う人はいちいち私を白い目で見るが、この際そんなことはどうでもいい。
「うぎゃ」
漫画のようで、また女の子らしさの欠片もない声が出た。
「……石川来るん早ないか?」
小走りで石川の元に駆け寄る。
「ごめん、お待たせ」
「いや、今来たとこやで」
いつもの石川じゃない。しばらく目がどっかに行っていた。
石川はそんな私を不思議そうな顔で見て
「ほな行こか」
と手を引いた。
__え、待って。これ想像以上にデートなんですけど!!!!
神様、どうか、どうか私の心臓を守ってください。
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にゃあ - はなつーさん» おー!おめでとうございます! (2020年3月21日 0時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
はなつー - にゃあさん» ありがとうございます泣 無事合格してました!! (2020年3月19日 20時) (レス) id: 9942ee8606 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 作者様が第一志望に合格しますように。 (2020年3月16日 15時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 待ってますね。がんばってください! (2019年12月12日 16時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 受験生さんだったんですね!かしこまりました。再開されるまで楽しみにしています!がんばってください! (2019年12月11日 1時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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