モブの心得4【ハイキュー】

モブの心得番外編9-2 緋月#白鳥沢様リク ページ32

国見side




今日は先輩とデートをすることになった


その日はちょうど部活も休み。


結構はずかしかったけど誘ってみた


そして当日。先輩の格好は…


なんか…うん…


肌が見えすぎじゃないですか？


ほらあそこのハアハア言ってるやつとか先輩のこと見てるし



見てんじゃねぇよさっさとどっか行きやがれ



確かに先輩はモブ顔だけどブスってわけじゃない



普通にいたら可愛いレベルだし。



「とりあえず先輩。行きましょうか。」


「どこへ？」


「ショッピングモールです。」


「あ、そう。」



女子ってウィンドウショッピングが好きなんじゃないのか？


「あの、先輩ってウィンドウショッピングとか好きですか？」


「ん〜10分が限界。」


やっぱり。この人に常識は当てはまらなかった



「じゃあゲーセン行きませんか？」


「行く！」


明らかに目が輝いた。


この人もう女子じゃねぇだろ


そんな失礼なことを考えてると先輩は変な顔をした


「どうしたんですか？そんな変な顔して。」



「いや、あそこに見慣れた鰹節と男前とピンクとおっさんがいるな〜と思って」



まさか…



「ゲッ…」


そう思ったがもう遅い。


すごい勢いで及川さんが来た


なんなんだよこの人。


協力するとか言ってたけど邪魔しかしてねぇじゃねぇか


「なんですか？」


「いやぁ？ラブラブだなぁと思って」


「うるさいです。召されてください」


「ひどい！」


及川さんと話してると花巻さんと松川さんが首をホールドしてきた


普通に痛いです。


「なんですか？」


「俺たちを差し置いてリア充とはどういうことかな国見チャン？」


「おー？一人だけ非リア抜ける気ですかぁ？先輩を差し置いてぇ？」



うざい。


その一言に尽きる


そう思っていると


後ろから及川さんが



「ちょっと相澤ちゃん！カバンは！？」


「はぁ？そんなもん必要ないでしょ！？」


「まさか全部国見チャンに出させる気…」

「んなわけあるか！！ポッケに突っ込んでんだよ！」

「うわー女子力なさすぎでしょ！ていうか前日にいるもの送ってあげたじゃん！」

「鏡とか必要ないだろ！」

「いるし！女子としてどうかと思うよ！」

「及川スァンにどう思われようが関係ありませ〜ん！」



とりあえずこの人たちうるさい。


先輩だけどうるさいしうざい。


まともなのは岩泉さんだけだ


「よし。とりあえず全員でどっか行くか。」



やっぱりアンタが一番まともじゃないです。

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