モブの心得4【ハイキュー】

モブの心得135 ページ3

貴方side


「あ、あれね。実は…



及川の言葉に全神経を向ける


「雅がいっかいブツブツと独り言言っててさ、なんか…私がみんなを守らなきゃいけない…Aちゃんを追い出さないと…みんなの幸せを守らないと…ってブツブツ呟いてたのね？」



え、なにそれこわい。


つーかそれ私殺されそうになってないかおい。


まあ捻り潰してやるけどな！！


「で、声かけたらすっごい慌てて去ってったんだけど手にカッターナイフとかもっててさ、そっから百年の恋も冷めたというか、キモく…生理的に受け付けなくなったというか…」



まってやっぱりそれ私殺されかけてるぅぅぅぅぅ！！！


てか百年どころじゃないだろ一億年くらいの恋だろ



「え、それ私もしかして及川がいなければ殺されてた系？」



はーちゃんたちに尋ねると


「だろうな。」


「一応札いっとけよ。」


「今週の分のハーゲン免除してやったら？」


クッ…私のハーゲンが…！！



「くそッ……及川。今週の分のハーゲンを免除してやる！」


「まつまてなんで最初にクソつけたの！？」


「1週間は恩を忘れないぜ☆」



「1週間たったら忘れるのね」



私の脳みそには詰めることが多いからどうでもいい情報は消していかなければならないんだよ。


「で、ヒロインどうするの？」


「よし！及川追いかけてこい！」


「そうだ！及川行ってこい！」


「さっさと行ってこいやクソ川！」



「まって！？俺いいことしたはずだよね！？なんでこんなパシられてんの！？」


まあそりゃあ


「だってねぇ？」


「まだゴキブリがカメムシにランクアップした程度だし。」



「なにそれ上がってなくない！？」



そういって及川は文句を言いながらヒロインの走って行った方に向かって………カタツムリ並みの速度で向かった



いやお前態度変わりすぎだろ。



いいことだけど！



「さっさと行ってこいクソ川！」



「岩ちゃん痛い！」

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