【d!】BLたんぺんしゅ〜 vol.2【日常組】

シュークリームさんリク！ 社長秘書として愛を誓う shp×kn ページ12

不純愛、がよく分からず色々調べてみたところ【打算愛】という言葉があったのでそれに沿った感じで書いてみます(？)
ちなみに私が珍しく真面目にタイトル付けるのはちょっと中編くらいで書いてみたいなと思ってるやつです。



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ショッピside

「社長、次のスケジュールですが……」
会社の廊下を歩きながら隣のコネシマさんに耳打ちをした。

今更ではあるがコネシマはこの□‪✕‬コーポレーションの若社長であり、俺はその秘書を勤めている。
どうして俺みたいな一般社員が社長秘書などという立派な役職にいられるかと言うとそれは半年程前に遡る。

この会社に勤めて約4年程経ったとき。
急に社長室に呼ばれ、何か変な事をしてしまったのかと不安を抱きながら社長室に入ると、そこには入社式以来顔を見た事がなかった社長がいた。

入社式の時は舞台と俺の席が遠かったこともありよく見えなかった顔がとても近くで見える。
端正な顔立ちはとても聡明そうだった。

その顔があまりにも柔らかく笑みの形に歪み、その口が言う。
「俺の秘書にならへんか」と。

詳しく話を聞くと社長はいたく俺の顔を気に入ってくれたらしく、彼と付き合う代わりに俺を秘書にしてくれるとのこと。
男と付き合うなんてまっぴらごめんだったが当時の俺は好きな人もいなかったし社長秘書になれるのならいいやとその提案を受け入れた。

そうして今に至る。
乗り込んだ社用車を次の目的地まで運転していると彼が話しかけて来た。

「なぁショッピくん、2人でおる時はそんな堅苦しくならんでええんやで」
そう笑う彼。

秘書になる前までは怖い人かと思っていたがいざ付き合って共に生活するようになると彼は酷く甘くて優しい人だった。
その優しさに常日頃無意識に甘えてしまう。

「……一応、仕事中なんで」
綻びそうになる表情筋を1つ咳払いをして整えた。

えー、と残念そうな声を漏らす彼の携帯に電話が掛かってくる。
彼は俺に合図してから電話に出た。

「あどうも……え、今日の夜？」
話を聞いているとどうやら良くして貰っている会社の社長からの飲みの誘いらしい。

スケジュールを思い出してみると……夜に予定は入っていなかったはず。
彼に大丈夫だと目で合図を送ろうとしたとき。

「えー……キャバクラ？確かに最近行ってませんけど…」
その一言に体が固まった。

いや、これは営業の1つ。
しかも俺はいくら付き合っているといっても秘書になる為だけの嘘みたいなものだ。

なのに。

「……行かへんといて…」
そう声を漏らしてしまうのはきっと気のせいだ。

ピッピ168号さんリク！ 過去最難関が塗り替えられていく sn+ni+os×rb→←▼続き▼♡つけれた！

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