▼続き▼複数人書ける人まじですげぇ ページ20
Aside
『わぁ！今度は何ですか！』
変な絡みをされた後で精神が過敏になった俺は大きな声を出してしまった。
後ずさって振り返るとそれは兄さんとぺ神。
今度はどんな絡みをされるかと身構えたが。
「いやぁ、会計以外にめんどくさい男共の処理までしてると思うと不憫でならなくてな」
兄さんは眼鏡を正して微笑む。
「医務室なら誰にも文句言われず寝れるからいつでも来てええからな」
ぺ神もニコニコと優しい笑みを浮かべていた。
ほっと胸を撫で下ろす。
彼らは本当に俺を心配してくれていただけだ。
と思ったのも束の間、兄さんがぺ神を睨む。
「そんなこと言ってAのこと襲うつもりだろ」
低い声で呼ばれた彼は。
「当たり前やん、こんな可愛い子が寝とって襲わん訳ないやん」
そう熱を孕んだ笑みを浮かべていた。
『俺仕事中なんで…！』
今すぐに喧嘩が始まりそうな感じで互いを睨んでいる2人も食堂から追い出す。
食堂の扉が閉まり久しぶりに静寂が訪れた。
電卓を叩いてさっきから全く進まない計算を進めると。
「A〜！」
背後から俺の名前を呼ぶ声がして今度はなんだと振り返ると、シャオくんが窓から飛び込んで来た。
『うわっ！何してんの！』
俺が彼に話し掛けるとVサインが返ってくる。
「今ロボロと遊んどんねん！Aも一緒にどうや？」
そう手を引かれたとき。
「こらシャオロン、Aくん困っとるやろ」
その手をロボロさんが静止した。
ようやくマトモな人が現れたと俺は内心感謝しながらシャオくんに手を離してもらう。
シャオくんは牙を剥き出しにしてグルグル唸っていた。
「ええやん、Aと遊びたい」
駄々をこねるシャオくんにロボロさんは溜め息を吐く。
「見て分からんか、Aくんは今お前と違って仕事中なんやから邪魔せんどってあげてや」
なんて良い人なのだろうと感動しているとシャオくんが唇を尖らせた。
「ロボロそう言ってAに好かれようっていう魂胆バレバレなんやけど笑」
始まった、シャオくんのお得意技の煽りだ。
そう言われたロボロさんは分かりやすく顔を真っ赤にさせる。
シャオくんは「ほれ見たことか」と俺を見た。
『まぁ、いくら下心があっても俺は邪魔して来ない人の方がいいな』
俺がそう返すとロボロさんは嬉しそうな顔をしてシャオくんは驚いていた。
数秒シャオくんは何を言い返そうか考えて俺の腰を抱く。
嫌な予感がした。
「でもロボロA抱いたことないやん！」
はいやっぱり。
呆れる俺とは対照的にシャオくんは自慢げに鼻を鳴らしロボロさんは悔しそうに顔を歪めている。
俺はシャオくんの鼻を突いて言った。
ﾂﾂﾞｸﾖ
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ぽっとけーき(プロフ) - ここでのリクエストは更新停止中の続編(https://uranai.nosv.org/u.php/novel/hana2006094/)に書かせて頂きます (8月5日 19時) (
レス) id: 300a10b231 (このIDを非表示/違反報告)
けちゃっぷ - グロい系は地雷なのでその辺よろしくお願いします！ (8月5日 0時) (レス) id: ab3c60d0f5 (このIDを非表示/違反報告)
けちゃっぷ - 初コメ&初リク失礼します！syo×siがみたいです... ちなsiさんは受けでお願いします！ (8月5日 0時) (レス) id: ab3c60d0f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミール - クロノアさんが攻めのトラゾーさん受けがみたいです！！ (7月23日 19時) (レス) id: 9c2c150933 (このIDを非表示/違反報告)
憐華 - ぽっとけーきさん» わかりました………！ありがとうございます、！！ (2023年4月26日 0時) (レス) id: fab616ee26 (このIDを非表示/違反報告)
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