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野「おいA」
オフィスに入るなりいきなりドヤ顔で話しかけてきたドヤ顔先輩。
『なんですか』
野「明日の飲み会、彼氏連れてくるんだろ?」
『連れてきますよ。もう出来ましたから』
先輩の前では何故か意地を張る癖がある。
負けたくないって気持ちと、何度も振られてる先輩には言われたくないって気持ちが強いから。
野「…え、マジでできたの?」
『できました。高身長でイケメンで王子みたいな人ですよ』
急に、野口先輩の返事が途絶えたかと思って先輩の顔色を伺おうと下から覗き込む。
『先輩?』
野「…や、別に。良かったな、おめでとう」
先輩らしくない褒めの言葉と一緒に、少し悲しそうな顔に見えたのは私だけ?
まぁいい、気のせいだろう
そう言い聞かせて、私はデスクの上に顔を伏せた。
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作者名:h_y | 作者ホームページ:http://katayose.0829
作成日時:2018年4月14日 23時